昨年、LinkedInに書いたブログを公開いたします。。。
リモートワークで思うこと
リモートワークが進んで企業も望んでいない変化を余儀なくされています。会社は、働く人達の仕事のプロセスを見ることができなくり、働く人の評価方法が成果、実績、結果にフォーカスされています。会社でたくさんの人が働くことで、相対的な働きぶりを見ることもできましたが、リモートワーク、テレワーク、在宅勤務にしろ、一人では、働きぶりを見せることができません。個人事業主であれば、それもいいでしょう。組織でも仕事の成果だけでしか働く人を評価できなくなること、当然の流れですね。成果主義になることは、仕方ないことかもしれませんが、働く人はどう変化に対応していけばよいのでしょうか。成果を出すためにどうすればよいのか、チーム、組織で成果を上げている仕事で、結果を出すには、Web会議やオンラインミーティングで意思疎通を図り、それぞれの役割を責任をもって全うしなければならないでしょう。仕事の進捗が遅いけれども質の高い仕事をする人、仕事は早いけれども誰かがチェックしなければならない人、チームにはそれぞれ特徴のあるメンバーがいますが、成果、結果を追求するとなると、チームマネジメントは、リモートやテレワークでは難しくなるのではにないでしょうか?
組織やチームの在り方についても考え方が変化するかもしれません。組織やチームで成果を出すための手法も開発されるでしょう。現段階で、シンプルに予測できるのは、業務は細分化され、個人の役割分担が明確になり、やるべきこと、最低限の自分のミッションをクリアできなければ評価されない。そのような職場はどうなるでしょうか。場は無くなり、自宅で仕事にとりかかっている時間にモチベーションを維持すること、遣り甲斐を見出すことはできるのでしょうか。働く人の考え方も変化していきます。業務という観点からは、担当業務を細分化されるか、丸投げされるかのどちらかです。業務プロセスの1から10まで丸投げしてしまうことは企業にとっては簡単かもしれませんが、リスクは高まります。一か八かで業務を投げる。仕事を丸投げされる人は、実績のある人だけです。チームで成果を上げてきた人に経営者は、信用して丸投げできるでしょうか?一方で細分化された業務は、どうなるか、だれでもできる仕事に切り分けられると、人間がやらなくてもよい仕事が増えるかもしれません。想像しやすいですね。高度なスキルや判断、考える力を必要としない業務に切り分けていく、リモートで、細分化された仕事を切り分けて、最後の仕上げの仕事は本社にいるマネージャーがするようになるかもしれません。働く人の能力は開発されていくでしょうか。OJTはどうなるでしょう。学校を卒業して、会社に入って、成果を出すためのプロセスをリモートで教育指導することからはじめなければなりません。しっかりとビジネスマンとして一人前に育てあげることはできるでしょうか。そのような就業環境でも成果を出すことのできる人材は地球上のどこにいても仕事を得ることができるかもしれませんが、そんな人はほんの一握りではないでしょうか。
自律して自己成長できる人材が求められる社会になっていく。人材育成、能力開発、キャリア開発はどう変化していくでしょうか。働き方が大きく変わる。企業も働く人も変化しなければならない。それぞれが生き残るために何を準備すればよいでしょうか。
筆者があるSNSで投稿したものを修正して再掲載いたしました。